第六感

耳をすませば 聞こえる気がした

まだ誰も 言葉にしていない声

風の奥 光の裏側

ひとつの「気配」が そこにいた

 

目には見えない

でも たしかに感じる

ふいに背をなぞるような静電気

心の奥で 鐘が鳴る

 

それは 真実かもしれないし

ただの幻想かもしれない

だけど 世界がわたしに

「まだ知らないことがある」と教えてくれる

 

第六感

それは 未来の扉の ほんのわずかな隙間

そこから わたしは手をのばす

まだ名もないものに ふれるために

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